ギャラリー
本計画は、等々力駅・上野毛駅の中間に位置し、谷沢川と国分寺崖線の自然に寄り添う第一種低層住居専用地域において、複雑な敷地条件を丁寧に読み解き、その唯一性を住まいの価値へと昇華した共同住宅である。
高低差、風致地区指定、鉄道隣接、区立広場との関係性といった制約を一つひとつ設計に落とし込み、「都市の中で自然と静けさを享受する暮らし」を実現した。
南側から奥へと引き込まれるアプローチは、二層吹抜のエントランスホールとラウンジへと連続し、谷沢川や広場の緑を借景として取り込むことで、日常に開放感と豊かさをもたらす。建物外観はボリュームを分節し、周辺環境への圧迫感を抑えながら、自然と調和した佇まいを形成した。
住戸は内廊下型としつつ、多方向に主開口を設けることで多様な住まい方に応え、立地特性を活かした眺望と採光を確保。外構・植栽計画では既存樹を可能な限り保存し、谷沢川沿いの植生を採り入れることで、四季の移ろいを感じられる住環境を創出している。
| 建設地 | 東京都世田谷区 |
|---|---|
| 延床面積 | 5,431㎡ |
| 竣 工 | 2025年3月 |
| 規模・構造 | RC 地上4階 |